土曜日にCROSS 『iPhone × Android』 Webクリエイターのための、スマートフォン特集(2009年 10月 10日(土)開催)に参加してきました。
自分はWebクリエイターではないですが、iPhoneユーザーかつAndroidユーザー(過去にさかのぼれば、京ポンとw-zero3ユーザー)ということもあって、スマートフォンに興味があり、またToyCameraやTiltshift Generatorで有名なfladdictさんがスピーカーということで、「沢山の人に使われるiPhoneアプリはどのようにして作られたのか?」について聞ければいいなと思い、お茶の水のデジハリまで行ってきました。
以下では、自分が印象に残ったところを中心に内容を記録しておきます。
iPhone application development(深津貴之さん)
- アプリケーションの意図にマッチしたアプリケーションスタイルを選ぶ事が重要(そうしないとユーザが混乱してしまう)
- ユーティリティ型
- 例:天気アプリ
- 遷移が少ない
- 開発初心者むけ
- ナビゲーション型
- 例:メールアプリ
- 階層がスタック、遷移がツリー形式
- タブ型
- AppStore
- 主機能が並列
- ナビゲーション型と併用する事もある
- 没入型
- ゲーム
- 独自UI
- ユーティリティ型
Tiltshift generatorを例に、iPhoneアプリ開発から公開までの流れを説明されました。
- プランニング
- 問題提起
- 新しい何かを提案できるか
- 仮説
- リサーチ、ニーズ調査
- 競合アプリは?
- 価格帯は?
- 新しいカテゴリだとしたら、なぜ今まででてないのか?
- などなど
- 提案
- 問題提起
- プロトタイピング(UIと機能定義が重要!)
- 実装
- 検証が出来てればあとはがんがん作るのみ
- このあたりはAppleのサイトとWebに情報があるので調べて
- 公開
- 審査通過日が公開日
- 告知とかちゃんとしたければ、リリース日を2010年とかにして申請、あとで変更するのが、よくやるパターン。
- 審査通過日が公開日
その他、ベータテスターは60人くらい登録(1開発者アカウントで100端末登録可)、テストしてもらってるなど、QAがいくつかあったのですが取り漏らしました。。。
感じた事
当たり前のことを高いレベルで実施することが、沢山の人に使ってもらうアプリを作るポイントなのかなと感じました。
特に、実装に入る前の、プランニングとプロトタイピングが重要で、これが出来ているか出来ていないかでアプリの完成度が決まってくる気がします。
iPhoneアプリに限らずモノ作り全般にも通じる話しで非常に参考になりました。