TechCrunchで公開されていたinstagramファウンダー Kevin Systromのインタビューが面白かったです。
TechCrunch TV | Founder Stories (Instagram) Pt2
みんなが持っている問題を解決するように作られたinstagram
instagramの機能は3つの問題を解決することを想定して作られています。
- 写真をより魅力的に見えるようにする
- 写真の素早いアップロード
- 既存ソーシャルサービスへの簡単ポスト
インタビューで特に印象に残ったのは、この問題設定に関する内容です。
instagramを作るときに、Mobile Photographyの問題点をホワイトボードに書きだして考えた。すべての素晴らしいプロダクトは、取り組もうとする問題から始まっていると個人的に信じているから。多くの人は、みんなが問題を持っていると考えプロダクトを始めている。私たちは、人々が持っている本当の問題について取り組むところから始めたいと考えた。
そこで、ガールフレンドが感じていた問題についての話に。
ガールフレンドが「友達の写真の方が良さそうに見えるし、あまり写真は撮りたくない」と私に言った。なぜ良さそうと見えるのかと聞くと、「クールなフィルター使ってて、いい感じの写真に見える」と。(訳が微妙・・)
そういった気づきから、最初に解決すべき問題は「写真をより魅力的に見えるようにすること」であると考え、その問題の解決手段がフィルター機能が実装されたようです。
問題設定こそが肝
身近な出来事から、みんなが持っているであろう問題に気づき、それを解決する手段としてのプロダクトを作るというプロセスが重要で、フィルタ機能ありきで作っても成功はしないのだと思いました。(機能だけを真似しても本質は捉えきれない)