AXISフォーラム 「暦本純一氏 講演会」参加者募集 | jiku
暦本純一教授の講演を聞いてきた。
人間の身体性を拡張するAugmented Humanに関する興味深い研究の話だった。
今日のではないけれど、研究の内容が非常にうまくまとめられていて、研究について知るには大変参考になるのでリンクをはっておく。
暦本純一教授「デザインの身体性 身体性のデザイン」ノート - A Successful Failure
【森山和道の「ヒトと機械の境界面」】 知力増強から身体増強に踏み込む情報科学「Augmented Human」とは
質疑応答
質疑応答で発想についての質問があった。
問題があってそれを解決するアイデアを発想するパターンと、アイデアが先に発想されるパターンの両方がある。例としてSmartSkin。
Rear Touch User Interface - Research Gallery - Sony Computer Science Laboratories, Inc.
これは別のアイデアの転用。製品化まではいかなかったが、Appleのマルチタッチ特許の無効判断の引例となった。アイデアの組み換えが重要ということ。
あと、研究の実用化までの期間についての回答も興味深かった。
ARの研究は1994年で5年くらいで実用化されると思っていたが、実際は15年くらいかかっている。ただ、研究が必ず10年くらいで実現されるのではなく、実現させる人がいないといつまでも出来ることはない。